千葉県打刃物連絡会発足


およそ2年前、有る人物が弊社を訪ねてきた事をきっかけに、あるプロジェクトが始まりました。

実は千葉県・・・特にここ、柏市という土地は、古墳時代から製鉄鍛冶集団が存在していた事、
独自の鎌鍛冶文化が発達していて、地方からの鎌の流入が周辺地域に比べ極端に少なかった事、
幕府に近かった事などからか、刀匠の水心子の一団とも非常に強い繋がりが千葉の刀匠にあったらしいなど、鍛冶屋に関する様々な歴史的根拠が見つかっております。
こういった事実や、千葉県に現存している鍛冶屋さんの特色・・・裁ち鋏・植木鋏の総火造り、金切り鋏の大本山、鎌、皇室にも献上された農具鍛冶・・・など、他県ではすでに廃れている、もしくは作られていない商品を手造りで拵える事が出来る鍛冶屋がまだまだ存在している事から、
これを何とか次世代に残していかなければいけないという思いから、
千葉県の鍛冶文化、鍛冶屋を経済産業省が指定する国の伝統的工芸品に申請していこうと言う流れに至ったのです。

その第一歩として、国に伝産の指定を受けるための団体を立ち上げました。

その団体立ち上げの会合が今年の4/23に行われ、千葉県打刃物連絡会として、団体の立ち上げが出来ました。
一刻も早く、伝産地指定をうけるために、歴史的資料の作成も着々と進んでおります。

今まで、刃物と言えば新潟や大阪堺、福井県武生市、岐阜県関市、兵庫県三木市・小野市などが有名でしたが、そこに意外や意外、千葉県も加わるべく、邁進しております!!

その時の会合の様子をジャーナリストの加賀谷貢樹氏が記事にしてくれました。
ご一読下さい。

http://www.innovations-i.com/column/fbi/14.html